セッションで扱う枠組み


 

セッションで扱う内容は

「あなたが体験されていること」です。

 

あなたの体験の中には

Aさんが、出てきているのかもしれませんし

場面は職場かもしれません。

 

けれども

どこで誰がどうした

Aさんは、ひどい人

どんな風に対応したらいいのだろう?

 

そういう話は

こちらではしません。

 

 

こちらで扱う内容は

 

あなたが、Aさんの

どの言葉に揺さぶられ

どの態度に反応したのか

 

内側で起こる

反応や体験を扱います。

 

 

今回、たまたま

登場するのは

Aさんなのかもしれません。

 

 

でも

登場人物は

Aさんでもいいし

Bさんでもいいのかもしれません。

 

 

今回、たまたまAさんが

あなたの内側にあるものを

浮き彫りにして

見せてくれているだけです。

 

 

Aさん、その人そのものに

焦点をあてることは致しません。

 

Aさんによって揺さぶられ

浮き彫りになった

あなたの体験をみていきます。

 

 

内側の体験をみていくことで

あなたが反応してしまう

根っこの感情や感覚を

じっくり癒していくのです。

 

 

ネガティブな感情を持つのが

悪いという訳ではありません。

 

そのとき、そのとき

私たちは、最善の対応をしています。

 

ですので

「あのとき、もっと

 良い対応をしたらよかった」

そういう話でもありません。

 

 

ただ、反応している根っこのところの

傷を癒していくのです。

 

 

傷が癒えると

反応が起こらなくなるので

 

よりニュートラルに

目の前のAさんその人と

出会うことができるようになります。

 

 

そのとき、あなたは

あなたが選ぶ

最善の方法や関わりで

目の前のAさん、そのものその人と

接することになるでしょう。

 

 

これまでも

最善の関わりをしてはいますが

条件反射的な反応から自由になって

ニュートラルになればなるほど

Aさんとの関わりだけでなく

他の人との関係も

より軽やかに

より柔軟に

風通しのよいものになるでしょう。