発達障害・発達の凸凹


凸凹とは、世間一般に言われる「発達障害」や「発達障害グレーゾーン」と言われる枠組みです。 

 

私も、検査をすれば、知能検査の数値に凸凹が出てます。(2019年1月)

 

外部の情報を受け取り、自分の中で理解して、行動するまでの一連の脳の働き中で、処理能力の早いところと時間のかかるところ(凸と凹)がある。

 


そのため、まわりの人に理解されにくかったり、良さや強みを発揮できなかったり、詰めが甘かったり、ずいぶん苦労をしてきています。

 

 

メンテナンスを始めたのは、23歳のときからですが、それ以前は、ずっと人生のどん底でした。

 

会話はできない。人間関係はボロボロ。仕事も何をやっても出来ない。失敗したこと、うまくいかなかったことばかり反芻してしまう。周りに意識が向かない。どこに行っても心の休まることはなく、ストレスでいっぱい。そして、楽しいことは起こらない。毎日、鬱々と過ごしていました。


もちろん、未来への希望なんてのも、持てません。

 

 

でも、人生は開けていくものです。

 

からだや心を癒して整え、状態をよくした上で、目の前の仕事や人間関係に、しっかり取り組んでいきます。

 

苦手や壁にも取り組みます。

場合によっては、方向転換もありました。

 


自分と向き合う覚悟や決意は必要ですし、時間もたっぷり掛かります。

けれども、一歩一歩、あゆみを進めていくように、そのとき、そのとき、これまでの自分の限界を超えていける自分がいました。

 

その都度その都度、新しい気づきや体験を、喜んでいける場面や状況がありました。

 

その体験をいっこいっこ、積み重ねると、以前の私には「憧れ」でしかなかった現実を体験できるようになりました。

 

自分が一番の自分の味方になり、じっくり自分と付き合うことで、その先の道は開いてきます。覚悟を決めて、腰を据えて、一緒にしっかり取り組みましょう。


こんな場合でも、大丈夫です。

 

 

✅自分の不器用さや要領の悪さを自覚している。

 

 

✅発達障害のチェックリストをやってみれば、当てはまるところがいっぱいある。(ADHD、ASD、LD・・・)

 

✅でも、頑張って、人並みのことはできているし、仕事もしっかりやっている。だから、障害というほどのものではない。

 

✅でも、自分の持ってる才能や個性は、活かしきれていない気がする。

 

✅ストレスが多くて、気持ちが休まる場面が少ない

 

✅周りの人に、理解されてないと感じることが多い

 

✅頑張っている割に、努力や成果が積みあがっていない

 

✅周りの人の会話や行動についていくのに苦痛を感じる

 

✅得意なところ、いいところは、いっぱいあるのに、苦手なこと(凡ミス や コミュニケーションのスキルの低さ)などが足を引っ張り、自分を活かしきれてない

 

✅「自分に生まれてよかったなぁ」という瞬間をたくさん増やしたい

 


 

Q、発達の検査は受ける方がいい?

 

発達障害の検査は、医療機関(精神科や心療内科)で受けることができます。

 

主治医による問診で生活の中で困っていることや子供の頃のことを伝え、「チェック項目」にこたえ、「知能検査」を受けます。4~5回ほどの通院で、健康保険は適用されます。

 

検査では、情報を受け取り、行動を完了させるまでの一連の流れの中で、自分の得意なところと、苦手なところが、細かく数値で出てきます。

 

発達障害の傾向が強く、診断が下りれば、福祉のサービスも適用されるかもしれません。

 

グレーゾーン(傾向があるかもしれません)という場合は、自分の傾向を知ることで、意識すること、具体的に注意すること、対処できることも出てきますので、「自分を知る」ことは意味のあることだと感じています。

 

 


Q、個性かトラウマか?

 

凸凹が大きいと、どうしても、子どもの頃から親や周りの人に怒られることが多くなり、認められる機会が少なくなります。

 

否定される経験が積み重なると、自分に対しても、周りの人に対しても、肯定的に対応することが難しくなります。

 

ネガティブな信念もたくさんあって、「あ、この人もまた、自分に対して好意的でない」「このタイプの人は、苦手な人」「この人と一緒にいると、よくないことが起こる」など、否定的な先入観が先に立ち、信じたことを体験する悪循環に陥ります。

 

現在のあなたの状況は、個性の凸凹の影響と、トラウマ的な心理的な影響と、その両方が、がんじがらめに絡まっています。

 

あなたが「個性」と感じていることも、トラウマ的な影響の可能性が高いので、改善していく希望はあります。

 

トラウマ的な記憶が癒えて、自己受容が進むと、建設的な新たな関係もできてきますが、腰を据えて、じっくりと整えていく必要があります。

 


Q、日々の成長をたのしみながら、年単位で考えてください

 

メンテナンスに取り組み始めると、これまで引っかかっていたところを超えたり、あっと喜ぶことがあったり、楽になったり、リラックスできる場面が増えたり、嬉しいことは多いです。

 

けれども、子どもが成長するようなゆっくりなペースで違ってくるので、月単位、年単位で考えてもらえればよいでしょう。簡単でいいので、記録をとってもらっていると、ご自身の変化がよくわかります。

 

淡々とメンテナンスを続けていると、3年5年経った時、これまでとはまったく違った体験ができていることにも気づかれるでしょう。