天職(ライフワーク)への憧れ
職場での居心地もよく、周りの人との関係も、それなりに良好になっていたけど、いつもどこか「自分の仕事」という感覚がなく、何か違うと感じていました。
私の天職って何なんだろう?
高校生ぐらいからずっと、そんな問いがありました。
「人の役にたつことで、私だからできること」
それって、一体、何なんだろう?
からだ と 心 と エネルギー?
そんなとき
2003年
レイキを習った先生から、メンタルワーク、エネルギーワーク、ボディワークを習いました。
当時の師匠は鍼灸や柔道整復の治療家でした。
「病気になってから直すのではなく、健康な状態をどう維持するのか、よいパフォーマンスを上げるために何をするのか」探究されていて、その方法を講座で教えてらっしゃいました。
このときの感動はすごかったです。
最初、レイキというヒーリングだけを習ってたときは、雲をつかむようなもので「気のせいかしら?」という程度でしたが
脳のことや、東洋医学のこと、からだのことまで、トータルに知ると
ちゃんとした原理原則があって、理論的で、物質的だったのですね。
エネルギーワークの レイキだけでも、
すごいなぁ。こんな力が私たちにはあるんだなぁって、驚いたけれど、
メンタルワーク(潜在意識のこととか、ヒプノセラピーとか)をちゃんとすると、苦手意識がなくなっていったり、ネガティブ思考から自然に抜けて、「これが私」と思ってた性格が、どんどん柔らかくかわっていきます。
ボディワーク(操体法)では、メンタルワークやレイキでやってることが、具体的にさらにわかった。土台から整えるとか、連動とか。痛いことをしないで、ラクはほうへいく動きで、からだの可動域が広がっていたり。
ものすごく感動したのですけど、でも、世間では、知ってる人はあんまりいない。
「こんな素晴らしいこと。もっと知ってもらいたい!」
そう思って、私なりに表現しようと試みました。
旅行の仕事の夢は叶った
一方で、2005年
憧れだった旅行の添乗員の仕事をはじめることになりました。
新卒の頃に希望していた旅行の仕事です。
過去に大手の旅行代理店さんの事務所でアルバイトをさせていただいて、あまりの忙しさに目が回り、2週間ほどで「ムリ」と逃げ出したことがありました。同じ添乗員の仕事でも、大手さんだと続かなかったかもしれません。
けれども、今回ご縁があった会社というのは、地元のお客様をがっちり掴んだ、アットホームな職場でした。お客さまにも可愛がってもらい、マイペースに仕事をさせていただくことを許されて、少しずつ、仕事に慣らさせていただきました。私にとっては、これも奇跡の出会いでした。
仕事をやっていく中で出てきた心理的抵抗だとか葛藤は、メンタルワークで習った技法で、これもまた少しずつ馴染んでいきました。
アルバイトという立場だったのですが、その後、仕事は少しずつ増えていき、事務、カウンターでの業務、ツアーの準備、最後にはツアーの企画までさせてもらえるようになりました。他の仕事との掛け持ちで、細く長く13年ちょっと。
大学を卒業するとき、人間関係がぼろぼろで、何をやっても上手くいかなかったのに「旅行会社で企画から添乗まで、一通りきっちり提供する」と、友人に宣言したのが、20年かけて叶ってきたのも、奇跡です。