苦手なことにも、再びチャレンジ
始めの職場(旅行用品の販売)を離れてから、次に務めたのは、遊園地での営業事務でした。
みんなが忙しかったし、きっちりと「担当」を割り当てられていたこともあり、仕事はせざるを得ない状況でした。そして、団体の予約を受ける部署だったので、少ないながらでも、これまでの旅行業の知識が活かされ、いつのかにか「なくてはならない人」になっていたのだと思います。
とはいうものの、スムーズに波にのれたのかというと、そうでもない。
新しい職場に慣れるのは、他の人より遅かったのかもしれません。
でも、運のいいことに、私と同じくらいに入られた方もいらっしゃって、お互いに、わからないところを聞きながら仕事を進めていましたら、いつの間にかその場に溶け込んでいたようです。
最初の頃は、職場の人といい関係を築くにはどうしたらいいんだろう?と悩んだ頃がありました。
レイキの師匠に相談すると、あっさりと
あのね。職場は仕事をするところだから、役割をきっちりこなせばいいんだよ。
そう言われたので、
愛想もなく、怖い顔してPCや書類と対峙していましたら、わからないところを聞いたり、必要なことを答えたりなどしているだけで、そこでの人間関係がうまくいったので驚きました。
会話もしやすくなってきた
また、人との会話に苦労してきた私ですが、自分自身の体験が増えていくほど、題材も増えてきたことに驚きました。
子どもの頃から、何がきっかけかわかりませんが、感覚が閉じていたのですね。
体験してるけど、からだまで沁みてないのです。自分自身の感覚と繋がってないので、「実感」にまでつながっていない。
これはもう「肌感覚」としか言いようがないけど、からだに沁みた実感は、
・自分を伝えることにも役立つし
・共感しあえる題材にもなるし
・相手の現状を理解する助けにもなるし
とにかく、豊かな情報です。
だから、自分で感じたことを話すだけでも、会話もはずむし、お互いの理解もできる。
話し上手な人は、
もともと、状態が整っているのかな?
状態が整っているから、いろいろ工夫もできるのかな?
工夫を重ねるから、さらに上手になるんだろうな?
そんなことも、想像しました。
天職って何だろう?
とはいうものの、その遊園地での仕事も、2年と9か月で辞めました。
なんかね
「私がやるべきことは、他になにかあるんじゃあないか。」
「私の天職って何だろう?」
そんな問いが絶えずくすぶっていたのです。
そして、旅館の客室係(仲居さん)をしたり、カーテンの販売をしたり、学習塾の先生をしたり、派遣会社の事務をしたり、いろんな仕事をしました。