野口体操の考え方


人間のからだは、もともと「水袋」みたいに自由です。

でも、じっさいに野口体操をしてみると、がんばってもできない動きがあったり、ぎこちなかったりする動きがあります。そこで、からだを ゆるめてほどいて、地球とつながって、まるごと全体で取り組んでいきます。すると、水袋のように自然に、本人も気持ちよく動けます。

 

からだの動きが自由になっていく過程には、さまざまな気づきもあります。

「こんなふうに動くはず」という固まったイメージをほどき、余分な力を抜いていきます。できるだけシンプルに、からだにきいて動く。からだのチカラを信じること、自然の摂理を信じることで可能になる動きがあります。

 

そこには、からだが硬いとか、柔らかいとかは関係がありません。さまざまな条件に関係なく、その人だからできる素敵な動きに出会えます。水袋になって動けたときは、何よりもやっている本人が気持ちがいい。

 

カウンセリングをしていく中で、その人の持っている素材をいかに生かせるのかということは、この体操からも大きなヒントをもらっています。