メンタルワーク

 

メンタルワークのいいところは、気になっているところ、困っているところに、直接アプローチできることです。「気にしても仕方がないことを、ずっと気にしてしまっている」「この感情をなんとかしたい」「イライラする自分をなんとかしたい」などなど、自分自身のメンタル面をなんとかしたいと感じたときに利用します。

 

 

意識 と 潜在意識 の関係

 

私たちが、自分自身を思うようにできないことのひとつの原因は、表層の意識と潜在意識との関係にあります。潜在意識には、私たちが生まれたからこれまでに経験してきたことの感覚的な記憶が、すべて保管されていると言われています。

 

私たちが特別に意識することなく自分のからだを自由に動かせているのは、水面下で潜在意識がものすごい速さで情報処理をして、複雑な指令をからだに伝えてくれているからです。

 

親や尊敬する人から、繰り返し聞かされてきたことは、無意識にそういうものだと信じているし、好き嫌い、セルフイメージ、いい悪いという判断基準もまた、これまでの経験で潜在意識が学んできたことの結果だとも考えられます。

 

さらには、起こることに対して自然と起こってくる反応もある。

たとえば、上司に呼ばれたときに「また、怒られるんじゃあないか」と思って身構えるか、あるいは「なにかおもしろいことがあるのかな」とうれしく感じるのか、そのちがい。

 

犬をみたときに、「きゃーかわいい」と愛しく感じるのか、かわいいけれど身が引けて、なんとなく苦手と感じるのか、というちがい。かわいらしい犬も苦手と感じる場合、もしかしたら、幼いころに犬に追いかけられたとか、吠えられて怖かったとか、苦い記憶があるかもしれません。(意識では忘れていても、潜在意識にはしっかりと記憶が刻まれています)

 

潜在意識のの反応は、やりたいこと、望んでいることに対して、ポジティブな反応もあります。どんな逆境になっても、自分を信じてがんばれる。ピンチになってもあせらずじっくり取り組んでいける。周りの人は親切だと(無意識に)信じていたら、時間とともに、みんな親切になってきたなど。

 

 

潜在意識の反応から自由になるということ

 

たとえば苦手な人がいて、その人がいつも同じようなタイプの人だとしたら、何か潜在意識に、そのタイプの人に対する苦手意識が、しっかりと刻まれているのかもしれません。子どもの頃に出会ったおじさんが、いつも怒鳴っていて怖かったとか。親と同じような怒り方をするとか。

 

「今回は大丈夫」そう思い込もうとしても、からだは自然と反応します。緊張、あせり、苦手意識など、自動的に反応します。「わかっているけど、できない」「やろうとしているけど、続かない」「自分のことが思うようにならない」というのは、私たちの潜在意識の自然な反応のひとつです。

 

潜在意識は、無意識下で自然に学ぶのですが、潜在意識が身に着けた反応を、自分で変えたいと感じたときに、メンタルワークを用います。やり方は、それぞれシンプルですが、普段使っている思考(考えること)ではなく、感覚(感じていること)に意識を向けてワークします。からだの感覚、イメージ、そのときふっと思い出したことなど。

 

「気にしても仕方がないことを、ふっきりたい」「この感情をなんとかしたい」「あの場面で、イライラする自分をなんとかしたい」などなど、ピンポイントでの自分の反応を、かえていきたいときに重宝します。